前回の記事で次男が生活の拠点をこちらに移したことを報告させていただきました。
次男はある意味こちらに戻ってきたと受け止めることも出来ますが、苗字は元妻の不倫の末、再婚した不倫相手の男の苗字となっています。
次男は中学卒業後に入学した全日制高校を辞めてしまい、現在は編入して通信制高校に通う高校3年生ですが、すでに誕生日を迎えて18歳となっています。
成人です。
次男ははっきりとした意思表示をしないので本人の意思はよく分かりませんが、苗字を戻す場合に成人しているから本人の意思だけで苗字を戻したり出来るのか気になっていました。
元妻の再婚相手の男と養子縁組を組んでしまっているのでややこしい話です。
今年(2023年)のゴールデンウィークの話ですが、私は5月1日(月)、2日(火)は有給休暇を取って9連休していました。
家でダラダラしている時間もあったので、離婚裁判の時にお世話になった弁護士さんにアポを取って暦上では平日の5月2日(火)に次男の今後のことについて少し相談をしに行ってきました。
知っている弁護士さんがいるとこういう時に気軽に相談出来るので大変心強いです。
弁護士に相談へ行く
久しぶりの弁護士事務所です。
約2年振りの訪問です。
前回は親権変更で揉めているときに相談に来ました。
弁護士さんに子供達3人の近況を報告して、次男の事について相談しました。
弁護士さんから言われた主なことは
- 養子縁組を組んでしまっているので本人の意思だけでは無理。お互いの合意が必要。
- 苗字を戻すには養子縁組を解消する「離縁」手続きが必要。
- 養子縁組を解消しなければ養親の相続権があるので養子縁組を解消しないメリットもある。
- 養子縁組を組んだからと言って実父(わたし)との縁が切れた訳では無い。現在父親が2人いる状況。
- 苗字が違って一緒に住んでいることに抵抗はあるかもしれないが「(例えば)娘が結婚して苗字が変わり、その後離婚して苗字がそのままで実家に戻ってきた」と考えればそれと同じようなこと。
- 高校生の女の子(長女)が自分からお父さんに会いに来るのは凄いこと。
- 子供達が自由に父と母の間を行き来出来ているので現在はとても良い環境。子供達にとっては離婚による被害が最小限で抑えらた形となっている。
でした。
短時間でしたが、とてもためになることを教えていただき、身に染みる言葉をいただけました。
弁護士さんの話を聞いてから次男については養子縁組の解消は互いの合意が必要なため難しく思えてきました。
メリットとして言われた相続権については確かに次男、長女にとってはメリットかもしれませんが扶養義務もあるので次男と長女は将来、養親(不倫相手の男)の扶養もしなければならない事も十分に考えられます。
その様な事を現在の次男に伝えたところでよく分からないと思うので、次男にはとりあえず今は「苗字戻したかったらパパに言いなよ」くらいを伝えてあるだけです。
長女について
長女については私から「今週こちらにおいで」や「戻っておいで」など一切言っておりませんが、長女の方から私の元へ会いに来る事が珍しいパターンだとは思いませんでした。
他の家のパターンが分からないですからね。
長女はゴールデンウィーク中も5月2日に学校が終わってから、5月7日までずっとこちらに居ました。
今週末も金曜日の夜から日曜日(5月12日~14日)までこちらに居るつもりで現在(5月12日22時頃)も既にこちらの家に来ています。
親権変更時の調査官と長女の面接では「泊まりではお父さんの所には来たくない」と調査官に言っていたのはなんだったのか・・・
数ヶ月前までは小学生だったまだ幼い中学1年生との面接で、たった一度だけの面接で、調査官は判断するのは本当におかしな事だと思います。
調査官報告書はなんだったのか・・・
現に次男も向こうに住んだものの、こちらの方が居心地が良く戻ってきてしまっています。
色々な人間の人生を左右するので調査官にはもっとしっかりと調査をしてほしいものです。
長女はゴールデンウィーク中こちらに居た時に、4月に入学した高校の学生証の顔写真を私に見せたかったようで見せてきました。
その時に長女は私に気遣い名前が見えないように「名前が見えちゃう」と言いながら氏名の所を指で隠しながら顔写真を私に見せてきました。
苗字が変わった事で私が辛いのを長女も分かっているようです。
たしかにたまに目に入ってしまう教科書の氏名欄とかに「不倫男の苗字 + 子供の名」を見てしまうとその度に心にズキッときます。
長女の親友も父親の元から母親の元へ
長女には保育園から高校生の今でもずっと遊んでいる幼なじみで親友のRちゃんがいます。
Rちゃんも私が知る限りでは保育園の頃から父子家庭の環境です。
母親もいるような事を昔から長女から聞いているので、死別ではなく離婚となります。
Rちゃんには3つ上のお姉ちゃんがいて、父+子2人の3人で暮らしていました。
Rちゃんのお父さんとは私と同じような境遇なので昔から会えば話をします。
LINEも交換して学校の事など色々と教えてもらったりもしていました。
一緒に出掛けたりするまでの関係ではないですが、身近にいる唯一同じような境遇の人でとてもありがたい存在でした。
親権変更となりそう、なってしまった時もRちゃんのお父さんには報告はしました。
そんなRちゃんの家庭ですが、数ヶ月前に長女から突然
高校はお母さんの所から通うんだって。
お姉ちゃんも引っ越すからお父さんひとりになっちゃう。
と言われました。
(Rちゃんのお母さんはRちゃんと同じ市内に住んでいるようです)
突然の事でビックリしました。
それと同時に頭によぎったことは、長女がRちゃんに親権変更や調査官との面接など色々と教えたことが想像されます。
「お母さんと住みたければ自分の口から言えば住めるよ」みたいな事をRちゃんに言ったのでしょう・・・
今まで頑張っていたRちゃんのお父さんの姿をよく知っているだけに、とても切ない気持ちになりました。
Rちゃんのお母さんは再婚しているかなど全く分かりませんが、やはり女の子は母親の元で暮らしたいものなのでしょうか・・・
母親からの働きかけがあれば心が動いちゃうものなのでしょうか・・・
Rちゃんのお父さんに掛ける言葉も見つからず、特に連絡は入れておりません。
なんだかこちらまで悔しいです。
今回ゴールデンウィーク中、長女がこちらに居た時にさらに言われたことが
お父さんからご飯食べに行こうと言われた時に会っている。
Rちゃんのお姉ちゃんはお父さんに会いたくもないと言っている。
「会いたくない」と思われるのはとても辛いですね・・・
Rちゃんのお父さんは食事中はテレビは観ない等、厳しいことを長女から聞いたことがあるので、長女は「Rちゃんのお父さん厳しかったから」と言っていましたがそれでも切な過ぎます。
Rちゃん姉妹も、うちも子供達もですが、いつか育てた父親のありがたみに気付いてくれたらと思うところです。
1年ほど前に親権変更で検索していたところ、こちらのサイトにたどり着きました。つらい過去の体験をこうしてまとめられて、発信しているサイトは他に中々ありませんので、とても参考になります。私も同じくシングルファーザーです。次男さんと長女さんの最新情報も読ませていただきました。
調査報告書に苦しめられている人は多いと思います。数回会っただけの人が、あれこれ分かった風に報告していること、そしてその後は一切我知らずという姿勢には強い憤りを覚えます。時間が経過して、調査結果に誤りがあったとしても、裁判所も調査官ももう過去のことなので関係ないという姿勢で、過去のデータから何かを学ぶことがないのは大きな問題だと思います。
うちは調査報告書で負け、審判で負け、即時抗告は棄却されましたが、その後、子どもは帰ってきて一緒に暮らしています。結局、子と親のつながりを裁判所で働く人たちが理解することはないと強く思った次第です。苗字が変更されてしまっているのは心が痛みますが、今のように長男さんがいて、次男さんが帰って来て、娘さんも定期的に帰って来ているというのは、Rikuさんと子供さんたちがしっかりつながっている証拠だと思います。今後の記事も楽しみにしています。
ポンさん
コメントありがとうございます。
ポンさんも同じように調査報告書にやられてしまいましたか。
調査官はいくら専門的な知識を有する人間でも今までの親子の関係などほとんど分かっていないですからね。
たった1回の面接だけで調査とは本当におかしなシステムだと思います。
ポンさんのお子さん戻って来られて一緒に暮らしているのは喜ばしいことですね。
私の場合、次男・長女とは苗字が違っているので何かモヤモヤしている部分もあります。
励みになるコメントありがとうございました。