皆さん波によってサーフボードを使い分けておりますか?
私はサーフィンを始めて20年くらいショートボードのみで楽しんでいます。
歴だけ長い、週末サーファーの永遠の初級レベルの私でも波によってサーフボードを使い分けております。
膝 ~ 腰 の波
ビルト ザ・ポマー
長さ 5’6″
幅 21-5/8″
厚み 2-9/16″
体積 34.3リッター
小波用の板
腰 ~ 頭 の波
JS ブラックボックス2 hyfi
長さ 5’10”
幅 19-3/4″
厚み 2-7/16″
体積 30.0リッター
頭オーバー ~ の波
ほとんど入ることはありません・・・
いずれもボード屋さんで購入しました。
私でも体積が4.3リッター違うだけでの違いは感じます。
小波用の板だとパドリングも楽だし、波に乗れる本数も増えます。
ニューボード購入を考える
しかし最近しばらく良い波の日に海に入れていないのもあり、小波用の板でもあまり乗れなく、乗っても長く乗れません。
そんな日が続いていたので、そんな状況を変えたく、新しいサーフボードの購入を考えていました。
家のゴタゴタもあり、もう4年くらいサーフボードを買っていません。
「小波用の板で、もう少し動かせるような良いボードがないかなぁ」とネットでちょこちょこ調べていました。
アルメリックのネックベアードモデルがネットで評判が良いので、購入の候補に入れていました。
中古でも良いので、ビルトやJSのサーフボードを買ったボード屋さんで中古が入荷しないかしばらく待っていました。
でもなかなか欲しいサイズの中古は入荷することもありません。
ミッドレングス(トルクサーフボード チャンチョ)を買うことを決めた理由
そんな日々を過ごしていた時、家でYOUTUBEをだらだらと見ていた時に「おすすめ動画」に表示されていた下の動画をなんとなく見ました。
ミッドレングスか・・・
最近よく耳にするけど、ロングボードみたいなイメージがあります。
まだまだショートボードで上達したいと思い日々サーフィンを楽しんでいるので、ロングボードはまだ乗るつもりはありません。
でも波にはたくさん乗りたいし、長く乗りたいです。
ショートボート乗りと言っても、自分はそんなにアクションをするような波乗りスタイルではないので、この動画で言っているミッドレングスの方が当てはまると思い、「ミッドレングスもありかなぁ」と思いはじめました。
そこからはもうミッドレングスを色々と調べて、買うならミッドレングスにしようと決めました。
ミッドレングスもサイズや値段もピンキリで色々とあります。
ボード屋さんのミッドレングス紹介ページでは「ミッドレングスに適正サイズのような概念は不要です」と記載されていたので、体積(リッター)についてはあまり気にしないようにしました。
長さについてはネットで色々と調べたら、私のように初めてのミッドレングスに乗る人の長さは6’8″~7′くらいがオススメでしたので、その範囲で探しました。
今回ミッドレングスというものに初めて挑戦してみるのでお試し感覚で安い物を探しました。
色々探していくとトルクサーフボードのチャンチョがなかなか良さそうです。
2012年にポルトガルで誕生したブランドで、今勢いがあるブランドみたいです。
全てのボードがEPS素材で作られており強度もあるようです。
価格も他のミッドレングスと比べると安いです。
それもあるのか「ミッドレングス おすすめ」でネット検索してもちらほら紹介されていました。
「トルクサーフボード チャンチョ」の中でも一番短い 7′ を買うことを決めました。
サーフボード探し
2022年のゴールデンウィーク初日、4月29日に買うことを決意しました。
出来たらゴールデンウィーク中に手に入れて乗ってみたいです。
中古でもいいので、まずはメルカリで探しました。
まさに欲しい 7′ のトルクサーフボード チャンチョが出品されておりましたが、湘南地区での直接引渡しの条件です。
湘南は少し遠いし、出品者と予定が合わなければすぐに手に入れられないのでこちらは少し保留としました。
この日は、長女が元妻の家からこちらに遊びに来ていました。
長女が「服を買いに行きたい」というのでサーフボードも置いてある大型スポーツ用品店に長女と行ってみました。
ビンゴです!
まさに欲しいサーフボードが売っていました。
しかもゴールデンウィーク期間中は20%オフです!
勢いで買ってしまおうかと思いましたが、他のお店も見てからにしようと思い、この時は長女の服だけ買って帰りました。
帰宅してからも頭の中はトルクサーフボード チャンチョの事ばかりです。
YOUTUBEで下の動画を何度も見て、ますます欲しくなってしまいます。
YOUTUBEを見たりしてしばらく家でのんびりしていると、長男と次男が「ムラサキスポーツに行く」と言います。(次男もこの時は元妻の家からこちらに来ていました)
長男もこの時、前々から欲しいサーフボードがあって、それを見に行くようです。
私も長男達と一緒にムラサキスポーツへ行きました。
トルクサーフボードは置いてありましたが、チャンチョは置いてなく、取り寄せてもらっても先程大型スポーツ用品店で売っていた値段よりは高いです。
なのでムラサキスポーツに行った帰りに先程行った大型スポーツ用品店に寄ってトルクサーフボード チャンチョを買ってしまいました。
長男もムラサキスポーツで欲しかったサーフボードをこの日に買いました。
同日に我が家にはサーフボードが2つ増えました。
ミッドレングスデビュー戦
ミッドレングスを買ってから2日後に海に行けました。
いつも通りのぼっちサーフィンです。
新型アクアにミッドレングスを積み込むとかなり車内が狭くなります。
とりあえず今回はデッキカバーも被せずに助手席を倒して積み込みました。
海へ到着しました。
波は腰くらいあります。
波数は多目です。
久しぶりのニューボードで、しかも初体験の特大ボリュームのミッドレングスでワクワクです。
パドリングした感触は浮力が凄くてメチャクチャ安定しています。
しかしこの日は波数が多いため、ゲッティングアウトに少し苦労しました。
今日みたいなコンディションの日はアウトに出るのはショートボードの方が楽だと思いました。
アウトに出ました。
波待ちです。
波待ち体勢でボードに跨がっても全く板が沈みません。
おへそも海面より上です。
凄い浮力です。
波が来てテイクオフしました。
この日は掘れている波で、テイクオフが楽という感じはしません。
逆にショートボードの方が楽だと思う波でした。
テイクオフしたあとも、浮力が凄すぎて踏ん張りが効きません。
体が弾かれる感じですぐにワイプアウトしてしまいました。
数本そんな事の繰り返しでショートライドも出来ませんでした。
ワイプアウトした後もアウトに出る時に浮力の大きいボードの取り扱いが大変です。
波のサイズも段々と上がってきて腹~胸くらいの波も入って来ます。
いつものショートボードの感覚でドルフィンスルーをやりますが、全然板が沈みません。
私レベルではこの板のドルフィンスルーは無理です。
こんなことになることを予想して普段使っているショートボード「ビルト ザ・ポマー」も車に積んできました。
ミッドレングスで1時間くらい入ってからショートボードに板を変えました。
波のサイズも上がり、波質も良くなってきたので、ショートボードでさらに三時間くらいサーフィンをしました。
この時ミッドレングスからショートボードに板を変えてからしばらくの間は、ショートボードの扱いの楽さにしばらく感動してしまいました。
ミッドレングスに初めて乗ってみた正直な感想
ミッドレングスデビュー戦が掘れてる波で、ミッドレングスと相性が悪かったです。
浮力も凄く、ゲッティングアウトや波待ち体勢からの方向転換など、なにをするにもボードの取り扱いが大変でした。
これよりもっと浮力のあるロングボードを扱う人が凄いと思いました。
今までのショートボードが二輪車だと例えると、今日乗ったミッドレングスは四輪車と言うくらい安定しています。
まさに違う乗り物感覚です。
今までの34.3リッターのサーフボードから48.8リッターに板を変えるとそんな感覚でした。
次回は膝~腿くらいで掘れていない波の時にトライしてみたいと思っていますが、なかなかそのタイミングが来ません・・・
その日以降、5回サーフィンしましたが、5回とも比較的波のサイズがある波でしたのでミッドレングスは使っていません・・・
腰くらいの波があれば普段のショートボードで海に入りたくなりますし(週末サーファーの貴重なサイズのある波です)、膝くらいの波しかない場合は海へ行く気力が起きません。(海まで片道1時間の距離で、平日は通勤で毎日片道1時間の運転疲れもあるので)
ん?
もしかしたらミッドレングスの出番がないのでは・・・?
と思い始めてしまいました・・・
小波でミッドレングスに乗ってみた
初ミッドレングスからちょうど1ヶ月後くらいにやっとミッドレングスに乗る機会が来ました。
この日、波情報では膝~腿で、昨日の事もあり、海へ行くか迷う波です。
(昨日、波情報で午前中は良い点数が出ていたのですが、午前中は仕事で、仕事が終わってから1時間掛けて海まで行きましたが、朝あった波はオフショアの強風によってみるみる下がってしまい、着いた頃には波が無くなってしまいました。数年に1回ある、「海に入らずトンボ帰り状態」でした・・・)
でもこの日、長男のサーフィンの大会があったのでその観戦もあるので、ミッドレングスを車に積んで海まで行きました。
波は、波情報通り膝~腿くらいで掘れてはいないダラダラとした波です。
長男の試合の待ち時間にトルクサーフボード チャンチョで海に入りました。
前回ほどの衝撃はないですが、やはり浮力が凄いです。
前回と違い、サイズも小さく、掘れていなく、人も少ないのでしっかりと新しいサーフボードの乗り心地を試す事が出来ました。
最初の数本は前回と同様乗った瞬間に板に弾かれてすぐにワイプアウトしてしまいました。
何本か乗ると、板の後ろの方に立ち、重心を低くすると安定して乗る事が出来ました。
「これがミッドレングスかー!」というような感じを受けました。
今回少しコツを掴んだ様な気がしました。
また小波の時はミッドレングスに乗ってみたいと思えるようになってきました。
今回思ったことは、ショートボードとは違う乗り物なので、ショートボードの様に乗らないと割り切って、ミッドレングスならではの乗り方をすれば楽しめるのかなぁと思いました。
34.3リッターから48.8リッターでは「ショートボードの延長線上」と捉えるのは違うかなぁと感じました。
ショートボードの延長線上と考えてミッドレングスを乗る場合は、体積はあまり上げすぎない方がいいかと思います。