飼い犬の去勢は必要か?
犬を飼い始めてから悩む大きな点です。
柴犬をお出迎えする前からネットで色々と調べました。
ネット上では様々な意見が飛び交っています。
お付き合いさせてもらっているかなさんが飼っている柴犬は去勢手術はしていないみたいです。
判断に苦しむのでお出迎え時にブリーダーさんに質問したところ
そのままの姿でいさせてあげてください。
と言われました。
確かに体に悪いところもないのにメスを入れるのも凄く可哀想なことです。
ブリーダーさんからそう言われたので去勢手術はするつもりはありませんでした。
しかし、しばらくしてから動物病院でワクチン接種時に獣医から「将来の病気の予防」等の理由から去勢手術を勧めらました。
すぐには手術は決めず、一旦家に持ち帰って数日間考えました。
体にメスを入れることは可哀想ですが、将来的に病気の予防となり、発情のストレスも軽減され、結果的に長生きをしてくれたらと考え去勢手術をすることを決め、動物病院に手術の予約を入れました。
むさしが生後8ヶ月の時に去勢手術をしました。
去勢手術当日
手術は日帰りでした。
朝、動物病院に預けて、夕方お迎えに行きました。
お迎え時にはエリザベスカラーを装着していました。
家に連れて帰ってきても全然元気がありません。
シュンとしています。
家の中ではずっと同じ場所に居て、固まっていて全く動こうともしません。
オシッコのため庭に出してあげても痛みがあるのかオシッコもしません。
それでも夜寝る時は横になってくれたので少しだけ安心しました。
去勢手術翌日
昨日、動物病院の先生からは「お散歩は行けるようだったら傷口を汚さないようにして行ってもいい」と言われていたので、トイレの事もあるので翌朝お散歩に連れて行こうとしましたが嫌がります。
むりやり外に出してお散歩に行こうとしたらメチャクチャ嫌がり噛んできました。
この時の嫌がり方は飼ってから今までの中で一番でした。
あとから思い返すと相当辛かったんだろうと思います。
お散歩はむさしの元気が戻るまでしばらく辞めておきました。
去勢手術した翌日もずっと全然元気がありません。
お散歩は嫌がるので、庭に出してあげたら用を足してくれました。
ご飯はいつものようには食べません。
おやつは比較的食べるのでおやつを多く与えました。
睾丸袋でしょうか・・・?
腫れ上がっているのが心配でした。
去勢手術3日後
翌朝もシュンとしていて元気が全くありません。
連日で、今まで見たことのないむさしの元気のない姿にさすがに心配になったので動物病院に電話で「こんな状態ですが大丈夫ですか?」と問い合わせました。
受付の方からは「心配でしたら病院に受診しに来てください」と言われたので、仕事から帰宅してすぐに病院に連れて行って診てもらいました。
心配だった腫れ上がっている患部を診てもらいましたが「特に問題もなく術後の普通の状態」とのことです。
「あとは気持ちの問題」と獣医から言われました。
獣医に診てもらい少し安心しましたが、帰宅してからも相変わらず元気はありませんでした。
去勢手術4日後
4日後の朝もまだ元気はありません。
庭に出したら用は足してくれました。
ご飯はモリモリではないですが、段々と食べるようになってきました。
夜、家の中であっちこっち歩くようになってきました。
やっと元気が戻ってきたと思うことが出来ました。
この時、凄く安心したことを今でも良く覚えています。
でも術後はとにかく傷口を舐めたがります。
それを防ぐためにエリザベスカラーを装着していますが、犬が体を屈めて舐める体勢になるとエリザベスカラーの縁が傷口にガリガリと当たります。
エリザベスカラーは逆に良くないとも考えてしまいました・・・
でもエリザベスカラーを付けていないと傷口舐め放題となってしまいます。
この時はエリザベスカラーは外すべきなのか悩みました。
去勢手術5日後~7日後
この間は前々から予定していた子供達とのサーフトリップ兼観光旅行へ行きました。
術後でむさしの体調がまだ不安ですが、母親にむさしをみてもらい子供達と旅行へ行って来ました。
昨夜、むさしが家中を歩き回る元気な姿を再び見れたので安心して旅行に行くことが出来ました。
旅行中も、母親からむさしの元気になった様子の報告や、お散歩にも行けた報告などあり安心しました。
去勢手術8日後
旅行から帰ってきてから実家へむさしをお迎えに行きました。
そして、この日は術後1週間経過したので実家からそのまま動物病院へ行き、術後1週間後の診察をしてもらいました。
獣医に傷口を診てもらうと「縫合してある糸が3本中2本しか残っていない」とのことです。
やはりエリザベスカラーを付けていても舐めてしまったり、エリザベスカラーの縁が当たり糸が取れてしまったかもしれません。
でも、傷口はまだ開いていないから今のところは大丈夫とのことでした。
抜糸はさらに一週間後の予定です。
旅行中に思いついたのですが、エリザベスカラーを外してパンツやオムツを履かせてみたらどうだろうか?
獣医にその事を確認したら「オムツは自分で破って食べてしまうかもしれない」と言われましたが、帰宅してからむさしが小さい時に買ったオムツが家に数枚余っていたので履かせてみることにしました。
少し嫌がりましたが、履かせることが出来ました。
去勢手術9日後
翌日もオムツは嫌がることなく履いてくれています。
大事な部分が出ちゃっていますが(笑)、傷口を舐めさえしなければいいのです。
自分でオムツを取って、食べてしまうような事もなかったです。
去勢手術10日後
この日我が家はみんな各々外出していて、長女が最初に帰宅しました。
長女が帰宅したらむさしがオムツに大便をしていたのでオムツを外して庭に出してあげたそうです。
庭に出しっぱなしでしばらく放置をしていたようです。
その時に傷口をずっと舐め続けていたようで、順調に塞がってきた傷跡が少し開いて血が滲んでしまったように見えます。
(そんなにグロい画像ではないですが、一応モザイクを掛けておきました。クリックしていただければモザイク無し画像が表示されます)
少し油断してしまいました。
去勢手術11日後~12日後
この時はエリザベスカラーとオムツの両方で傷口を舐めてしまう対策をしていました。
去勢手術13日後~14日後
毎年恒例の親と、姉家族と一緒に伊豆へ行ってきました。
旅行中、むさしは去勢手術をした動物病院に預けました。
まだ抜糸が済んでいないので少し心配ですが、手術をした動物病院へ預けているので安心と言えば安心です。
去勢手術15日後
旅行から帰ってきてすぐにむさしを迎えに行きました。
術後2週間過ぎて、傷口もくっついているようなので預け中に抜糸もしてくれたみたいです。
獣医からは「抜糸をしたのでエリザベスカラーもオムツももう着けなくていいですよ」と言われました。
なのでエリザベスカラーは返却しました。
でも何も対策をしていないと未だに傷口を頻繁に舐めるし、まだ赤みがあるのでオムツはもう少し履かせることにしました。
でもこの頃になると完全に元気になっているのでオムツを履かせようとすると凄い勢いで抵抗してきました。
去勢手術20日後
術後20日目の傷口の状態です。
傷口の赤みがまだ気になります。
(こちらも一応モザイクを掛けておきました。クリックしていただければモザイク無し画像が表示されます)
なのでまだオムツは履かせていました。
と言いたげなむさしです。
去勢手術21日後
家にあった犬用のオムツの在庫がなくなってしまいました。
傷口がだいぶ良くなってきているので犬用オムツを新たに買おうか迷っていたら、長女が「お兄ちゃんがもう履いていないパンツ履かせればいいじゃん!」と言ってむさしに履かせました。
尻尾が通るように穴を開けたり、縛ってサイズ調整をしてあげたりしましたがむさしはこれを履くのは嫌がりました。
なのでオムツやパンツを履かせるのは去勢手術21目後には辞めました。
その後
傷口をまだたまに舐めている時もありましたが、特に対策はしませんでした。
術後25日目での傷口はあまり綺麗ではないですが、この通り完全に塞がっています。
今日現在(手術後10ヶ月くらい)ではこの通りほとんど傷跡が分からなくなっています。
まとめ
去勢手術はやった方がいいのか、やらない方がいいのか、どっちが良かったなのかは分かりません。
でも無事に手術を終えたので「やらない方がよかった」ということはありませんでした。
- 術後3日目くらいまでは犬自身も辛いのか、全然動かない
- 3日目くらいまでは心配になるほど動かないが4日目くらいからは少し元気になる
- 傷口を舐めたがるので対策が必要
- 傷口を舐める対策としてオムツやパンツがおすすめ