サーフショップ等にも属せず、最近ではサーフボードやウエットスーツの購入は専らネットショッピングで購入しています。
お子さんがいるサーファーさんなら子供にもサーフィンをやらせたくなると思います。
私もそうでした。
私の場合は一緒に海へ連れて行き、テイクオフくらいは教えたりしましたが、立てるようになってからは子供は自分で好きなように練習していました。
子供はしばらくサーフィンをやっているとハマってしまいます。
長男はサーフィンにハマりだした頃に「プロサーファーになりたい!」と夢見ていましたが、週末サーファーで海まで車で片道1時間のところに住んでいる環境ではプロサーファーになるのは無理な話です。
それでも長男はNSAの支部予選大会で優勝をし、NSA全日本サーフィン選手権への出場を獲得するところまで頑張りました。
- 週末サーファー
- 海まで1時間
- シングルファザー
の子供でも夢中になればここまで出来ます。
そんな長男の成長過程をまとめてみました。
海までは遠いけれど子供にサーフィンをやらせてみたいと思っている方の参考になればと思います。
小学6年生からサーフィンをやり始める
長男が生まれる前から私はサーフィンはやっています。
離婚する前、長男がまだ小さい頃海に一緒に付いてきて砂場で遊んでいたりしていましたが長男はサーフィンには興味は持ちませんでした。
小学5年生の夏にボディーボードをやらせてみました。
私が昔使っていて家の倉庫で眠っていたボディーボードです。
これで波に乗る楽しみを覚えました。
そうなると自然とサーフィンをやりたくなってきます。
小学6年生からサーフィンを始めました。
私が初心者だった頃に使っていたボードを長男に貸してサーフィンをやらせてみました。
大人用のショートボードです。
毎週末、私が海へ行くときは一緒に連れていき一緒に海へ入りました。
技術的な事は教えることもなく、自由にサーフィンをしていました。
この頃元妻から離婚話を持ち出され、さらに子供達も巻き込んだドロドロの親権争いの裁判離婚まで発展しました。
そんな中でも子供と一緒にサーフィンは途切れることなく行ってました。
中学生時代
中学校へ入学してからは長男は運動部に入りました。
週末は土曜日、日曜日のどちらかの半日は部活なので、部活の無い方の曜日に海へ行ったり、部活が始まる前、終わった後などに一緒に海へ行ってました。
中学1年生の時にサーフボードを買ってあげました。
初めてのマイボードです。
市内のムラサキスポーツでキッズ用ボードをオーダーで買ってあげました。
そして同じく長男が中学1年生の時にシングルファザーの身ですが思い切って子供3人を連れて宮崎サーフトリップにも行きました。
(この時は離婚調停中で、私が子供達を3人を監護している状況でした)
初めての飛行機を利用したサーフトリップで、長女はまだ保育園の年長さんと小さくて少し不安はありましたが楽しいサーフトリップをおくることが出来ました。
サーフスケートCARVERもこの頃から乗るようになりました。
CARVERは私が昔購入したもので、最初は私もハマってよく乗っていましたがそのうちに乗らなくなりしばらく倉庫で眠っていた物です。
長男はCARVERは上手く乗りこなし、私が怖くて滑れないような場所でもガンガンと攻めていきます。
子供は大人と違ってそういうところがあるのですぐに上達しますね。
中学2年生の時に以前サーフボードを購入したムラサキスポーツさんから「ショップ大会へ出場してみないか?」とお誘いがきました。
長男は「パパが出るなら僕も出てみる」と言うので私も人生初のサーフィン大会へ出場してみました。
長男はキッズクラスでエントリーしましたが、キッズクラスでは長男以外に出場者がいなかったため、長男は大人のビギナークラスに混ざっての出場となりました。
その結果、長男は優勝することが出来ました。
私はオープンクラスのラウンド1であっさり敗退でしたが・・・
長男はこの経験によりますますサーフィンにハマったようです。
その後中学2年生の終わり頃にNSAサーフィン検定5級を受検しました。
中学3年生の時にNSAサーフィン検定4級を受検して難なく合格しました。
この頃は私もサーフィン熱が熱く、長男も海へ行きたい熱が強いため日の出が早い夏場限定ですが、出勤前・登校前にもサーフィンへ行くことも月に2~3度ありました。
(次男、長女は同居していた父母に起床から学校の見送りまでお願い出来る環境だったので出勤前・登校前サーフィンが可能でした)
海まで1時間の距離なので、出勤前サーフィンの時は早朝3時に起きて、4時30分くらいから海へ入って、6時30分には海から上がり、8時くらいには長男を学校に送り、その後出勤といったバタバタスケジュールでした。
高校生時代
高校へ進学した長男は土日はもっと自由にサーフィンをしたいため部活は活動の少ない文化部系に入るか迷いもましたが、運動部に入りました。
運動部の中でも活動は少ない部活に入りました。
それでも基本、土曜日、日曜日のどちらかは部活動があるため、中学生時代のように長男の部活動の予定に合わせて一緒に海へ行ってました。
本当にサーフィンが楽しいようで、ある日波が良かった海上がり、着替えている時に
サーフィンたのしー!
パパがサーフィンやってなかったらサーフィンやってなかったよね
パパありがとうー
と何気なく言われた事を今でも覚えています。
サーフィンやってて、子供にサーフィンやらせて良かったなぁと思いました。
そんな楽しいサーフィンライフを送っていたときに長男は高校2年生時の6月にサーフィン中に大怪我を負ってしまいました。
片目ほぼ失明の大怪我です。
詳しくは別記事でまとめてありますので↓こちらをご覧ください。
一瞬の気の緩みで一生残ってしまう後遺症となってしまいました。
サーフィンが楽しくて一番伸び盛りの時に怪我をしてしまって残念です。
本人が一番辛かったと思いますが、手術、入退院の繰り返しで私も長男も本当に大変でした。
何とか怪我を乗り越えて、受傷してから9ヶ月後、高校2年生の終わり頃にサーフィン復帰をすることが出来たので良かったです。
そして高校三年生の12月にNSAサーフィン検定3級を受検して1発合格することが出来ました。
高校の卒業式の翌日から単身で宮崎修行にも行きました。
この頃は海へ行きたくて仕方ないようで、卒業式後は4月まで時間が有り余っているので私が「宮崎でも行ったみたら?」と軽い気持ちで言ったら本当に行くことになりました。
なかなかの行動力があります。
この頃になると父(わたし)は完全に長男にサーフィンのレベルは追い抜かれてしまっています。
大学生時代
高校を卒業してからは就職すると思っていましたが自宅から通える医療福祉関係の4年生大学に進学しました。
目の怪我で入院していた時に看護師さん達に大変良くしてもらったみたいで、男性看護師さんに看護師の仕事等の話を色々聞いたようで、看護、介護の仕事に魅せられたみたいです。
目の後遺症によって運転免許証の取得も心配されましたが、自動車学校での検査の結果、取得に必要な視野は確保出来ていたので無事運転免許証を取ることができました。
運転免許証を取得してマイカーを持てたのは大学2年生の時でしたので、大学1年生時はまだ私の車に乗り一緒に海へ行っていました。
大学1年生の時にNSAの公認大会に初出場しました。
ラウンド1で敗退となってしまいましたがとても良い経験となりました。
その後マイカーを持ち出してからは長男は学校が始まる前や、終わった後など時間を見つけては自分で海へ行ってたくさん海へ入りました。
その結果が実り、大学4年生の時にNSAの支部予選大会で波運にも恵まれて優勝する事ができ、NSA全日本サーフィン選手権への出場を果たすことができました。
全日本サーフィン選手権の結果はラウンド2での敗退となりました。
子供にサーフィンをやらせたい人に伝えたいこと
子供にサーフィンをやらせてみてみなさんに伝えたいことは、海の近くに住んでいない週末サーファーの子供でも全日本サーフィン選手権への出場するくらいのレベルまでは上達することが出来ます。
スクールに通ったり、レッスンを受けさせたこともありません。
次男にもサーフィンをやらせていますが、長男の様にはいきませんでした。
兄弟でもやはりセンス的なものの違いがあるとよく分かります。
長男はサーフスケートCARVERを上手に乗りこなします。
私も感心してしまうほど上手です。
長男が自分でInstagramに上げた動画にアメリカのCARVER本社からメンションされた程上手に滑ります。
スケボーを上手に乗りこなせるならサーフィンも上手だと思い知らされました。
週末サーファーで海まで遠いが子供にサーフィンをやらせている方、これからやらせてみようと思っている方、そんな環境でも上手くなることは可能です。
センスに左右されますが、スケボーを上手く乗れる子ならサーフィンにもセンスがあると思います。
サーフィンは子供とも一緒に海へ入れる楽しいスポーツです。
是非、お子さんにもサーフィンをやらせてみてください。