当ブログにて新型アクアのドライブモードの違いによる燃費の検証結果を過去に何度か記事を投稿させていただきました。
今回はそれらを含めて最終的に検証した結果の数値をご報告したいと思います。
約1年1ヶ月間、春夏秋冬を通して、走行距離24,600kmにもおそぶ検証結果となります。
結論から申し上げますと
- ドライブモードによる燃費の違いは目に見えて分かるものではない。
- 気温による燃費の違いは大きい。
- 1000km区切りでリセットした燃費値は500km区切りでリセットした燃費値より低め。
- ディーラーの担当者さんも「燃費にはほとんど影響しない」と言っていた。
1000km区切りでの検証結果
※1 気温は気象庁のサイトから自分の住んでいる地域の日平均気温を該当日で平均しました。
まずは約1000km区切りで燃費値をリセットしてみた検証結果です。
前回までは約500km区切りで検証していました。
(最初2回ほど間違えて500km付近でリセットをしてしまいました)
この結果からもドライブモードの違いによる明らかな燃費の違いは分かりません。
気温との因果関係は明らかとなっており、夏場は気温は上がりますがエアコンを使うことにより燃費は落ちています。
秋場はエアコンを使わなくても快適なので燃費が良くなっています。
冬場は気温も下がりエアコン必須なので一番燃費が悪くなっております。
今回検証期間中に航続可能距離の最高値を更新しました。
11月中旬の給油後に「1091km」の表示が出ました!
結論
今まで検証した全てのデータをグラフ化してみました。
- ドライブモードの違いにより棒グラフの色を変えてみましたがはっきりとした違いは表れていません。
- 気温が一番高い夏場はエアコンを常に使うので燃費が落ちていることがよく分かります。
- 冬場も暖房を付けるので燃費が落ちて、寒いことによってさらに燃費が落ちております。
- 同じくらいの気温でも、500km区切りでリセットして検証時よりも1000km区切りでリセットして検証時の方が燃費値は低めとなっております。
ドライブモードの違いによる乗り心地
ドライブモードの違いによる燃費に差は出ないことが分かったので今後は「ノーマルモード」での走行を基本としたいと思います。
以下の理由からそうしました。
ノーマルモードとエコモードの比較
発進時の加速感がエコモードの方が弱く感じます。
その点でエコモードよりノーマルモードの方が運転しやすいです。
乗り心地で他に明らかに違う点はないです。
なので燃費の違いも特にないのでノーマルモードを選びます。
ノーマルモードとパワープラスモードの比較
こちらは違いがはっきりと分かります。
パワープラスモードは別名快適ペダルと言うこともあり、アクセルを離すと減速が強いためブレーキを踏む機会が激減します。
その点は快適にはなるのですがアクセルを離した後の減速「エンジンブレーキ」が強く掛かるのでエンジンブレーキを使った徐々に減速するスマートな停車が出来なくなります。
極端に言ってしまうと急に減速してガクッとなる感じです。
燃費良く乗るにはエンジンブレーキを上手く活用した方が良いと思われます。
先の交通状況に気を配り、赤(黄)信号などで停止することが分かったら、自分のエンジンブレーキの利き具合に応じて適当な位置でアクセルから足を離し、エンジンブレーキで減速します。停止位置が近づいたらフットブレーキでしっかり停止します。
早めにアクセルから足を離すことで、ムダな加速を減らすと同時に、フューエルカットを作動させて燃料消費量を大幅に削減することができます。引用:JAF減速時のエコ運転術
↑のとおり、JAFからもエンジンブレーキを使用した減速で燃料消費量を大幅に削減することができると言われています。
今後の検証について
今までの検証でドライブモードの違いによる燃費の差はほぼないことが分かりました。
その検証は今回で終了して、今後は気温による燃費の差をもう少し検証したいと思います。
500km走行時より1000km走行時の方が燃費値は低い感じでしたので、1000km以上走行での燃費値データを取りたいと思います。
現在、1000km以上走行することは確実な ”月” 区切りでの燃費の違いの検証を始めました。
3月1日より開始しました。
また半年後か1年後か分かりませんが結果をご報告したいと思います。